平成28年12月12日(月)に開催された、県土整備・警察常任委員会(平成28年11月定例県議会 )にて以下の内容で質問を行いました。
1.所有者不明の土地への対応について
2.嬉野市内の道路整備について
3.塩田川における水辺空間の創出について
4.交通事故抑止対策の推進状況について
5.大量退職・大量採用に伴う警察力の強化について
うち、質問内容の一部を抜粋してご報告させていただきます。
2.嬉野市内の道路整備について
私たち自民党の政務調査会という組織がありまして、年に1回必ず各市町の方たちと政調懇談会という意見交換をさせていただいています。その中で一番多い要望、意見交換があるのは、道路網の整備です。委員会でも毎回出てくるように、道路網の整備というのは永遠のテーマかもしれません。
※以下、質問と答弁の内容(読みやすいように一部省略しています。)
(質問)県道嬉野下宿塩田線という道路があります。これは塩田方面から嬉野の市街地を経由することなく、直接長崎自動車道嬉野インターチェンジを利用できる国道34号線のバイパス的な役割を果たす道路になるかと思います。この国道34号線の、塩田から来た一位原というところまでの区間で整備が進められています。現在の進捗状況はどうなっていますか。
(平尾道路課長)
塩田方面と九州横断自動車道の嬉野インターチェンジとを結ぶアクセス機能を有する道路として、平成16年から整備を進めているところでございます。
用地買収は、平成16年度から着手し、交渉が難航した箇所が複数箇所あったこともあり、平成25年度に完了したところです。
工事については、バックスカルバートなどの構造物工事を先行し、また、コスト縮減を図るために建設発生土を有効活用することとして、用地面積が一定程度確保できた箇所から切り土及び盛り土工事を進めてきたところです。
平成28年度についても、引き続き山の切り土及びその発生土を利用した盛り土工事を行っているところです。
現在の進捗状況としては、補正予算として計上している予算を含めると、事業費ベースで約90%となっているところです。(質問)補正で対応するということですが、補正の金額はいくらですか。
(平尾道路課長)約9000万円程度です。
(質問)この事業が平成16年から長期化しています。理由は色々あるかと思いますが、再度、その理由を教えてください。
(平尾道路課長)
ご指摘通り、平成16年度に事業に着手し、現在も事業が完了していない状況です。
長期化の要因としては、用地交渉により難航した箇所が複数箇所あったこともあり、用地買収の完了が平成25年度になってしまったこと、また、バイパス工事のため、工事箇所へ進入できる経路が限られ工事に着手できる箇所が限られたこと、また、本路線と九州新幹線西九州ルートとの交差に関する道路法に基づく協議や両者の工事が関係するため池からの水路のつけかえなどの施工に関する調整に時間を要したこと、また、事業を進めるための道路予算が減少してきたこと、このようなことが事業を計画的に進められなかった要因として上げられ、事業の長期化に繋がっていると考えています。(質問)事業が長期化しているため、早期に工事を完了させることが必要不可欠だと思いますが、今後の見通しをどう計画されているかお伺いします。
(平尾道路課長)
まずは、予算の確保が必要であり、引き続き機会を捉えて国に対して提案活動を行い、予算の確保に努力していきたいと考えています。
また、今年度のように補正予算があった際は積極的に活用していくことも考えています。
いずれにしても、事業が長期化していることを踏まえ、今後も地元の皆様のご理解とご協力をいただいたきながら、できるだけ早く工事を完了させて、早期に提供できるように努めてまいります。