平成27年8月24日~26日、交通・観光対策等特別委員会で、青森県(青森市)、北海道(北斗市、函館市)を視察いたしました。

各視察先については以下の通りです。

◎青森県庁
「λ(ラムダ)プロジェクトの取組み」

今年度末の北海道新幹線の開業にあたり、観光・ビジネスを始め、医療、教育など様々な分野において道南との口中が深まることを考慮し青森県では「λ(ラムダ)プロジェクト」に取り組まれています。

「λ(ラムダ)プロジェクト」とは、青森県全域と函館を中心とする道南地域とを一つの圏域と捉える「津軽海峡交流圏」の形成を進め、圏域内の交流の活発化を図るとともに、圏域外からの交流人口の拡大と訪問者の滞留時間の質的・量的拡大を目指す取組みです。

当日は、プロジェクトの概要や、今後の課題等について説明を受けた後、新青森駅を視察しました。

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◎JR北海道(北海道北斗市)
「北海道新幹線の整備状況」

北海道新幹線は、新青森駅から札幌駅に至る約8駅設置予定の路線であり、平成28年3月末完成に向けて工事を行っています。

新函館北斗駅は、在来線の渡島大野駅に併設される駅であり、開業後は特急「北斗」、「スーパー北斗」が停車し、新幹線と接続するほか、函館駅からは新幹線アクセス列車「はこだてライナー」が接続し、函館へのアクセス駅となります。

当日は、新函館北斗駅の駅舎内及び函館新幹線総合車両所を視察しました。

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◎函館市役所(函館市)
「函館市のインバウンドへの取り組み」

北海道への外国人観光客は年々増加し、平成26年度は137万人となり、そのうち約35万人が函館を訪れています。函館市では、海外メディア等に向けた函館画像ライブラリーの制作や、外国人観光客受け入れのための通訳スキル向上セミナーの開催など、函館市のインバウンドへ力を入れています。

当日は、インバウンドをはじめとした函館観光の現況や、これまでの観光振興の取組みと成果、今後の取組み等について説明を受けました。

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◎函館朝市共同組合連合会(函館市)
「函館朝市への誘客の取組」

函館朝市は函館周辺の農産業者が野菜を立ち売りしたことから始まり、今では北海道一の大市場と呼ばれるまでになりました。昭和62年に函館朝市協同組合連合会が設立され、現在150以上の店舗があります。蟹や鮭をはじめとした海産物や農作物の直売品など北海道ならではの鮮度の高い商品を販売し、函館の代表的な名物エリアとなっています。

当日は、函館朝市の概要や観光客誘致への取組状況等の説明を受け、施設内を視察しました。

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