平成28年3月9日、産業常任委員会で県内視察を行いました。
視察先は、佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター、JAさが神埼地区いちごパッケージセンター、水素ステーションです。
◎佐賀県立九州シンクロトロン光研究センター(鳥栖市)
九州シンクロトロン光研究センターは、円形の加速器(電子蓄積リング)を光速で回る電子が出すシンクロトロン放射光(強力なX線)を用いて、素材などの原子・分子レベルの分析、微細加工、植物の突然変異育種などができる施設です。
世界中で約40施設、国内には8施設があり、産業利用を主目的とする国内初の施設として平成18年に開設。県内企業の他国内大手の製造業企業も利用しており、県有ビームラインの利用時間数は平成19年度比で3倍増加しました。
◎JAさが神埼地区いちごパッケージセンター(神埼市)
JAさが神埼地区いちごパッケージセンターは、センターの整備により、いちご全労働時間の約3割を占める出荷調整作業を省力化し、余剰労力による栽培面積の維持・拡大を図るとともに、品質・収量の向上に資し、果実品質の均一化を図り、多様な出荷規格に対応した有利販売を展開することを目的に整備されました。
県内で初めてとなる機械式選果ライン(糖酸度・重量計測装置)等を備えています。
◎水素ステーション(佐賀市)
県では、国のエネルギー基本計画を踏まえ、燃料電池自動車(Fuel Cell Vehicle : FCV)の普及環境を整えるため、民間事業者が県内で行う商用水素ステーションの整備に対する補助を行い、県内への水素ステーションの整備に取り組んでいます。