平成30年度2月定例県議会が閉会しました。

平成30年2月定例会 総務常任委員会での質問内容はこちら

予算総額は一般会計約4445億3200万円、特別会計約1079億2200万円となりました。当面の諸課題・議案についてご報告をいたします。

九州佐賀国際空港の利用者については着実に増加をしており、今年度は建設時の需要予測73万7000人を突破することが確実になりました。また、空港利用者、路線や便数の増加に対応するため駐車場に加え、ターミナルビルを拡張し、搭乗待合室、保安検査場チェックインカウンターなどを増設します。滑走路の延長につきましては、2500mの実現を目指すことになります。

平成35年開催の国民体育大会・全国障がい者スポーツ大会につきましては、県内の全市町で協議が開催されることになりオール佐賀で佐賀らしい大会に創り上げていくことになります。

今年は明治維新150年という記念すべき年になります。

「その時、佐賀は世界を見ていた」「今、佐賀は未来を見ている」をコンセプトに幕末維新期を中心とした佐賀の「技」と「人」を顕彰し、県民が誇りと自信を持ち、そして志を活かし未来に繋げていくため、3月17日から「肥前さが幕末維新博覧会」が開催されています。

来年の1月14日まで開催される博覧会は、県民の皆様が主体となりオール佐賀で未来を創り上げていくことになります。今議会で私も質問いたしましたが、佐賀県には祭りや寺社の行事などを通じて地域の絆を深め、郷土への誇りを育んでいる数多くの伝承芸能があります。地域の伝承芸能が一同に会し、2018年10月8日(祝・月)に佐賀市文化会館で「佐賀県伝承芸能祭」を開催いたします。県民の皆様のご参加をお願いいたします。

一方、社会問題化している子供の貧困対策では、子供たちに食事の提供や学習の支援を行い、温かい言葉をかけ「子どもの居場所」を拡充するため、居場所づくりの開設経費などを新たに支援することになっています。

農業の担い手の確保・育成では「トレーニングファーム」のモデル事業を開始している武雄市の「きゅうり」、富士町の「ほうれん草」で研修を実施。今年度、鹿島市に「トマト」白石町に「いちご」の2か所を整備いたします。

中山間地・県境振興対策では岩手職員を継続的に現場に派遣し、地域で起きていることを直接把握し、県の施策にフィードバックしていきます。

学校の部活動につきましては、指導方法の工夫・改善に取り組み、技術指導や大会への引率などを行う部活動指導員を公立中学校に配置することになります。

条例議案では、県内中小企業や小規模企業の振興を図るため「佐賀県中小企業小規模振興条例」、議員提案の「ふるさと佐賀への誇りを育む観光条例」が可決・成立いたしました。

結びに、昨年から将棋の藤井聡太6段、フィギュアスケートの羽生結弦選手はじめ10代から20代の選手たちの活躍が国民・県民を元気づけてくれています。同年代の人たちに夢と希望を与えてくれ、私たちにも大きな勇気をもらいました。素晴らしいことだと嬉しく思います。

県民の皆様の幸福を願い、私も気持ちも新たに佐賀県の飛躍のため全力で頑張る決意を新たにいたしております。

佐賀県議会議員
石井秀夫