平成25年11月5日から15日の期間で開催された、決算特別委員会において、委員長を務めさせていただきました。
委員会開催中、議案に対し慎重に審議を行いました。その際の過程、及び、結果についてご報告いたします。
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決算特別委員長の報告をいたします。
2013年9月19日の本会議におきまして、本委員会に付託され、閉会中の継続審査となっておりました、乙第74号議案「平成24年度 佐賀県歳入歳出決算の認定について」、及び、乙第75号議案「平成24年度 佐賀県工業用水道事業決算の認定について」、以上2件の議案について、11月5日から15日まで委員会を開催し、慎重に審議いたしましたので、その経過、及び、結果について報告いたします。
まず、採決の結果を申し上げます。
11月14日に全ての質疑を終了し、15日に討論に移り、乙第74号議案について反対の立場から、
一、「平成24年度の一般会計を見ると、歳入に占める県債割合が13.6パーセントにもなっており、国の歳入不足を反映し、臨時財政対策債の比率が大きいとはいえ、後年度負担を県民に押し付けることになっている。
また、歳出でも、県債より公債が多く、これは借金してまで大型事業を続けてきたつけであり、問題である。」
一、「280億円をかけて建設した有明佐賀空港は、過大見積により搭乗客は需要予測の50パーセントに過ぎず、歳入より歳出が上回り、県政と県民に大きな負担をもたらしており、問題である。
また、同様に長崎新幹線についても、フリーゲージ方式ではなく、フル規格化の声も出始め、走り出したら止まらない公共事業の典型となりつつあり、今からでも建設を中止すべきである。」
一、「同和食肉協同組合の問題にみられるように、県の主体性のない同和行政によって、未収債権額のうち約3300万円が不納欠損処分となり、県民の貴重な財産がこうした形で処分されるのは大変残念であり、これまでの同和行政を大いに反省すべきである。
同時に、同和運動団体への補助金のあり方についても、抜本的な見直しを求める。」
との討論がありました。
討論の後、直ちに採決に移り、乙第74号議案を採決した結果、賛成者多数をもって、原案のとおり認定いたしました。
次に、乙第75号議案を採決した結果、全会一致をもって、原案のとおり認定いたしました。