先週末、「嬉野温泉酒蔵まつり」が鹿島市との共同イベントとして開催されました。
鹿島市浜町の酒蔵通り等で始まった「鹿島酒蔵ツーリズム」に、今年は、瀬頭酒造(東長)さん、五町田酒造(東一)さん、井手酒造(虎之児)さんの3つの酒蔵が嬉野から参加されました。
全国的に見てもレベルの高い佐賀県の酒を、外に向けて発信するいい機会だと思います。
《全国で唯一!『日本酒で乾杯を推進する条例』について》
昨年、佐賀県議会議員は『日本酒で乾杯を推進する条例』を可決しました。
私たちは結婚式やパーティ、夕飯等さまざまな席において、ビール、ワイン、シャンパンなどの酒類、人によってはウーロン茶やジュースで乾杯をします。この条例は、そのような席で乾杯をする時に、「できるだけ『佐賀県産の日本酒』で乾杯をしよう!」という趣旨で定められました(都道府県議会レベルでの、このような条例の制定は全国初の試みです!)。
この条例には、「佐賀県産の日本酒で乾杯」することで、県の産業振興や郷土愛の醸成につながり、ひいては日本文化への理解を促進するきっかけにもなるとの願いが込められています。
佐賀県産の日本酒の普及と同時に、日本酒を造るのに必要な酒米や、日本酒を愉しむのに欠かせない焼き(吉田焼、有田焼等)の普及にも積極的に取り組んで行きたいと思います。
《石井の一言》
・鹿島市で始まった取り組みに、嬉野市の酒蔵も連動する形になった今回のイベントは、とても意義深いものになったと思います。
・先日の【石井ひでおと県政のあゆみ・鳥越トンネル】にも書いた通り、効果的なインフラ整備は地域間の交流を促進する役割を持っています。新幹線整備に関しても、嬉野市だけでなく鹿島・太良・白石、ひいては長崎県も含めた視点で、まちづくりを進めていく必要があります。
・今回のイベントには28、29日の2日間で、約7万人の来場者が鹿島・塩田・嬉野を訪れました。そのうち嬉野への来場者は約1割ということでした(佐賀新聞調べ)。 このことからも、イベントを継続していく大切さ、また先進的な取り組みを他に先んじて提案・実施していくことの重要性が見えてくると思います。